こんにちは。ソラーレクリニック太子です。
「肺は一度壊れたら元に戻らない」 そんな言葉を聞いたことはありませんか?確かに、肺の組織そのものを再生させることは現代医学でも容易ではありません。
しかし、「今ある肺の機能を最大限に引き出し、健やかに保つこと」は、今日からの心がけ次第で十分に可能です。
「浅い呼吸」を「深い呼吸」へ
日々、忙しさに追われていると、私たちの呼吸はいつの間にか浅く、短くなりがちです。呼吸が浅くなると、肺の一部しか使われず、全身の酸素が不足し、疲れやすさや免疫力の低下を招くこともあります。
呼吸を整えることは、全身のコンディションを整えること。 深い呼吸を意識するだけで、血流がスムーズになり、心身のリラックスにも繋がります。
診察室で伝える、あなただけの「肺活」
当院では、お薬の処方だけでなく、日常生活の中で取り入れられる「肺の健康を支えるコツ(肺活)」を伝授しています。
・呼吸筋のストレッチ: 肺を動かす周りの筋肉をほぐし、大きく膨らみやすい体を作ります。
・腹式呼吸のマスター: 横隔膜をしっかり動かし、効率よく酸素を取り込む方法をお伝えします。
・正しい姿勢の指導: 姿勢を正すだけで、気道が通りやすくなり、呼吸は驚くほど楽になります。
これらは、特別な道具がなくても今すぐ始められる「一生モノの習慣」です。
10年後も、軽やかに歩き続けるために
階段を上ったとき、あるいは大切な人と旅行に出かけたとき。 「あぁ、呼吸が楽だな」と感じられることは、人生の質(QOL)を大きく左右します。
今ある機能を大切に使い、磨き上げていく。 10年後の自分も今と変わらず、あるいは今以上にアクティブに活動できるように。 今日から私たちと一緒に、未来のための「肺活」を始めてみませんか?
1. 椅子に座ったままできる!肺を広げる「呼吸筋ストレッチ」
肺そのものには筋肉がありません。周りの筋肉(呼吸筋)をほぐすことで、風船が膨らむように呼吸が深く楽になります。
① 胸をひらくストレッチ(吸いやすくする)
やり方: 両手を頭の後ろで組み、息を吸いながらゆっくり肘を外側に広げ、胸を反らせます。
ポイント: 胸の真ん中にある「胸骨」を斜め上に向けるイメージで。
回数: 3〜5回。
② 脇腹をのばすストレッチ(肺のスペースを作る)
やり方: 片手を上げ、もう片方の手で椅子を掴んで体を安定させます。息を吐きながら、上げた手の方へゆっくり体を横に倒します。
ポイント: 肋骨(あばら骨)の間が広がるのを意識して。
回数: 左右交互に2回ずつ。
③ 肩甲骨を回す(背中側の肺を活かす)
やり方: 指先を肩に乗せ、大きな円を描くように肘を回します。
ポイント: 寄せる時に肩甲骨をギュッと寄せて、肺の後ろ側に空気が入る「隙間」を作るイメージ。
2. 肺を元気にする「栄養学」のヒント
呼吸器を健やかに保つために、毎日の食事で意識したい「3つの成分」をご紹介します。
「ビタミンACE(エース)」で粘膜をガード
成分: ビタミンA・C・E(抗酸化ビタミン)
食材: カボチャ、ニンジン、ブロッコリーなど。
理由: 気道の粘膜を丈夫にし、ウイルスや乾燥から肺を守るバリア機能を高めます。
「オメガ3脂肪酸」で炎症を抑える
成分: DHA・EPA
食材: サバ、イワシなどの青魚、えごま油。
理由: 慢性的な気道の炎症を和らげる働きが期待されており、喘息ケアにも嬉しい成分です。
「タンパク質」で呼吸筋を維持
成分: 良質なタンパク質
食材: 鶏肉、大豆製品、卵。
理由: 呼吸をするための筋肉も、タンパク質からできています。しっかり食べることで、呼吸の「体力」を維持します。










