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咳止めで咳が止まらないのは「鍵」が違うから

2026.02.11

こんにちは、ソラーレクリニック太子です。

「ドラッグストアで一番強い咳止めを買ったのに、ちっとも止まらない」

そう言って、困り果てて当院に来られる方が後を絶ちません。夜も眠れないほど苦しいのに、薬が効かないというのは、本当に不安なことですよね。

しかし、これには明確な理由があります。
実は、咳という「扉」を閉めるための「鍵」が、原因と合っていないからなのです。

 

市販の薬と、専門医の治療。何が違うのか?

一般的な咳止め薬の多くは、脳にある「咳中枢(咳を出せという司令塔)」に働きかけて、一時的に反応を鈍くさせるものです。いわば、警報機が鳴り響いているときに、音のコードを抜いて無理やり静かにさせるようなものです。

一方で、長引く咳の正体が「咳喘息(せきぜんそく)」などの場合、原因は脳ではなく、喉の粘膜で起きている「火事(炎症)」にあります。

市販の咳止め: 脳のスイッチを切る(火事は消えない)

喘息の治療: 喉の炎症という「火種」を直接消し止める

火事が起きているときに警報機のコードを抜いても、火は消えませんよね。だから、どれだけ強い咳止めを飲んでも、効果が感じられないのです。

 

あなたの喉にぴったりの「鍵」を見つけます

長引く咳には、必ず原因があります。
その原因がアレルギーなのか、気道の過敏症なのか、あるいは別の病気なのか。私たち呼吸器のプロは、そこをしっかりと見極めます。

原因さえ正しく特定できれば、あとはぴったりの「鍵」であるお薬(主に吸入薬など)を使うだけ。驚くほどスッと咳が落ち着き、夜ぐっすり眠れるようになる方はたくさんいらっしゃいます。

 

遠回りせず、お早めにご相談ください

「たかが咳くらいで……」と我慢して市販薬でしのいでいるうちに、喉の炎症がひどくなってしまうのは、とてももったいないことです。

もし、数日飲んでも咳が止まらないのであれば、それは「その鍵では扉が閉まらない」という体からのメッセージです。どうぞ遠回りせず、私にその原因究明をお任せください。

あなたの毎日が、穏やかな呼吸と共にありますように。

 

吸入器は「角度」が命。効果を最大にするコツをお伝えします。

せっかく処方したお薬も、正しく肺まで届かなければ、その力を十分に発揮することができません。吸入器は、ただ口に咥えて吸えばいいというわけではなく、実はちょっとした「コツ」があるのです。

今日は、診察室でもお伝えしている「これだけは守ってほしいポイント」をお話ししますね。

 

1. 「喉の奥」までまっすぐ届ける姿勢

吸入する時、ついつい下を向いたり、顎を引きすぎたりしていませんか?
それでは、お薬が喉の壁に当たってしまい、肝心の肺まで届きにくくなってしまいます。

コツ: ほんの少しだけ顎を上げ、「喉の通り道をまっすぐにする」イメージで吸ってみてください。これだけで、お薬がスムーズに気管へと吸い込まれていきます。

 

 2. 「吸う前」にしっかり吐き出す

意外と忘れがちなのが、吸い込む前の準備です。

コツ: 吸入器を咥える前に、まずは肺の中の空気を「ふーっ」と吐き切ってください。空っぽになった分だけ、お薬を含んだ新しい空気が肺の奥深くまで入り込んでくれます。

 

3. 最後に「3秒」の深呼吸

吸い込んだ後、すぐにパッと口を離していませんか?

コツ: 吸った後は3秒から5秒ほど、軽く息を止めてみてください。肺の中で薬の粒子がゆっくりと沈着し、炎症をしっかりと抑えてくれます。

「あ、忘れた!」そんな時も、自分を責めないでください
毎日続けていると、どうしても「あ、今朝忘れてしまった!」という日があるものです。そんな時も、どうぞ焦らないでくださいね。

気づいた時に吸えばOK: 半日遅れでも構いません。気づいたタイミングで1回分を吸入してください。

2回分まとめて」はNG: 忘れたからといって、一度に2倍の量を吸うのはやめましょう。心臓に負担がかかる場合があります。

 また明日からリスタート: 1日忘れたからといって、これまでの治療が無駄になるわけではありません。「明日からまた肺を労わろう」という気持ちで再開しましょう。

私たちと一緒に「吸入マスター」になりましょう
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば歯磨きと同じくらい自然な習慣になります。

もし「うまく吸えているか不安だな」と感じたら、いつでも吸入器をクリニックにお持ちください。私や看護師が、あなたの隣で一緒に練習にお付き合いします。

二人三脚で、健やかな呼吸を習慣にしていきましょう。

アレルギー専門サイト 監修:ソラーレクリニック太子
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