こんにちは。ソラーレクリニック太子、院長の八十川です。
少しずつ日差しが春めいてきましたが、それと同時に、多くの方にとって「辛いシーズン」が足音を立てて近づいてきました。そう、花粉です。
毎年、鼻水や目のかゆみに悩まされている方は多いと思いますが、呼吸器専門医として私が皆さんに一番お伝えしたいのは、「花粉が喉や肺(呼吸)に与える影響」についてです。
鼻水だけじゃない。喉のイガイガは「肺からのサイン」
「花粉症だから鼻がムズムズするのは仕方ない」と、鼻の症状だけで終わらせていませんか?
実は、花粉症による鼻詰まりで「口呼吸」が増えると、冷たくて花粉を含んだ空気が直接、気道(空気の通り道)に流れ込みます。
すると、
喉が常にイガイガする
夜中にコンコンと乾いた咳が出る
階段を上ると、いつもより息が切れる
といった症状が現れることがあります。これは、あなたの肺が「助けて!」と出しているSOSかもしれません。特に喘息をお持ちの方にとって、花粉は気道の炎症を悪化させる最大の引き金になります。
症状が出る前の「先回り」が、春の質を変える
呼吸器の病気は、火事と同じです。燃え広がってから消し止めるのは大変ですが、火がつく前にバリアを張っておけば、被害を最小限に抑えることができます。
「まだ本格的に飛散していないから大丈夫」と思っている今こそ、準備を始める絶好のタイミングです。これを医学用語で「初期療法」と呼びますが、早めにお薬を使い始めることで、シーズン中の症状を劇的に軽くすることが可能です。
今月は1ヶ月かけて「花粉と呼吸」を特集します
そこで当ブログでは、今月の1ヶ月間を通じて、花粉と上手に向き合い、深く心地よい息を吸い続けるためのコツを詳しくお届けしていく予定です。
「初期療法」の具体的なメリットとは?
家の中に花粉を持ち込まない、今日からできる生活の知恵
意外と知らない、花粉症と「咳」の深い関係
など、皆さんの毎日が少しでも楽になるヒントを詰め込んでお届けします。
最後に
空模様や花粉の飛散量は変えられませんが、あなたの「体の備え」は今から変えることができます。
「今年の花粉症、どう乗り切ろうかな?」と少しでも不安を感じたら、どうぞ一人で抱え込まずに、私に相談しに来てください。
あなたにぴったりの「春の防衛プラン」を一緒に立てて、軽やかな春を迎えましょう。










