睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法と予防法

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睡眠時無呼吸症候群(SAS)は治る?専門医が教える治療と対策

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は治る?専門医が教える治療と対策

「寝ている間に呼吸が止まっていると言われた」
「しっかり寝たはずなのに、昼間に強烈な眠気に襲われる」

もしこのような症状にお悩みであれば、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)の可能性があります。

当院には、いびきや無呼吸の症状を心配されて、揖保郡内だけでなく、たつの市や姫路市からも多くの患者様が来院されます。 インターネットで検索すると「無呼吸症候群 対策」「治し方」といった言葉が多く調べられており、それだけ多くの方が「自分でなんとかしたい」「正しい治療法を知りたい」と感じているのだと思います。

この記事では、呼吸器の専門医としての視点から、睡眠時無呼吸症候群の具体的な治療法と、ご自宅ですぐに始められる対策・予防法について、分かりやすく解説します。

正しい知識を持ち、適切な対策を行えば、睡眠の質は劇的に改善します。ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

あなたは大丈夫?睡眠時無呼吸症候群に「なりやすい人」の特徴

「自分は痩せているから大丈夫」と思っていませんか? 実は、睡眠時無呼吸症候群は肥満の方だけの病気ではありません。日本人は骨格的にあごが小さい人が多く、痩せている方でも発症することが珍しくないのです。

以下の特徴に当てはまる項目が多いほど、SASのリスク(なりやすさ)は高まります。

【身体的な特徴】

  • 首が太く短い(首周りに脂肪がついている)
  • 下あごが小さい、または後ろに引っ込んでいる(小顔の方に多い)
  • 舌が大きい、または口蓋垂が大きい
  • 歯並びが悪い、または舌の収まるスペースが狭い
  • 鼻炎やアレルギーで鼻が詰まりやすい

【生活習慣・体質】

  • 肥満気味である(BMIが25以上)
  • 仰向けで寝ることが多い
  • お酒を飲む習慣がある(寝酒をする)
  • 喫煙者である
  • 閉経後の女性(ホルモンバランスの変化により筋肉が緩みやすくなるため)

いかがでしたか? 「太っていないから関係ない」と思っていた方でも、「あごが小さい」「鼻炎持ち」といった特徴があれば注意が必要です。これらは気道(空気の通り道)を狭くする要因となり、睡眠中の無呼吸を引き起こします。

睡眠時無呼吸症候群の「治療法・治し方」

睡眠時無呼吸症候群を放置すると、高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクが高まることが分かっています。そのため、「ただのいびき」と軽く見ず、適切な治療を行うことが大切です。

ここでは、医療機関で行う代表的な治療法(治し方)をご紹介します。

① CPAP(シーパップ)療法:最も標準的な治療法

現在、世界中で最も普及しており、効果が確実な治療法が「CPAP療法」です。

寝る時に専用のマスクを鼻(または鼻と口)に装着し、機械から空気を送り込みます。その風圧で狭くなった気道を内側から押し広げ、空気の通り道を確保します。 眼鏡をかけると視力が矯正されるのと同じように、「装着している間は無呼吸が解消される」という対症療法ですが、その効果は劇的です。

メリット 使用したその日から「朝の目覚めがスッキリした」「昼間の眠気がなくなった」と効果を実感できる方が多いです。
当院での対応 ソラーレクリニック太子では、CPAPの導入から毎月のデータ管理、マスクの調整まで、患者様が快適に継続できるようきめ細かくサポートしています。

② マウスピース(OA:口腔内装置)

軽症〜中等症の方に適応となることが多い治療法です。 専用のマウスピースを装着し、下あごを少し前に出した状態で固定します。これにより、舌根(舌の付け根)が落ち込むのを防ぎ、気道を広げます。

メリット 電源が不要で持ち運びが便利なため、出張や旅行が多い方に喜ばれます。
注意点 重症の方には効果が不十分な場合があります。作成にあたっては、連携している歯科医院をご紹介いたします。

③ 外科手術

扁桃腺肥大やお子様のアデノイド肥大など、物理的に気道を塞いでいる原因が明らかな場合は、手術による切除を検討することもあります。

医師からのアドバイス 治療は「継続」が鍵です

 

「完全に治す(完治)」ことを目指す手術もありますが、成人の睡眠時無呼吸症候群の多くは、CPAPなどを使いながら「良い睡眠状態を維持する(コントロールする)」ことが治療のゴールとなります。 ご自身の重症度やライフスタイルに合わせた治療法を選ぶことが重要ですので、まずは当院へご相談ください。

今日からできる!睡眠時無呼吸症候群の「対策・予防法」

医療機関での治療と並行して、生活習慣を見直すことは非常に重要です。軽症の方であれば、これらを意識するだけで症状が改善することもあります。

ここでは、ご自身ですぐに取り組める具体的な対策と予防法を4つご紹介します。

① 適正体重を目指す(減量・ダイエット)

肥満は、首周りに脂肪をつきやすくし、気道を狭くする最大の原因の一つです。 「少し太ってきたな」と感じる方は、まずは体重を減らすことを意識してみてください。医学的には、体重を減らすだけで無呼吸の回数が減り、症状が改善するというデータも数多く報告されています。 急激なダイエットは必要ありません。まずは間食を減らす、軽い運動を取り入れるなど、無理のない範囲で減量に取り組みましょう。

② 「横向き」で寝る工夫をする

仰向けで寝ると、重力によって舌や軟口蓋(のどの奥の柔らかい部分)が喉の奥に落ち込み、気道が塞がりやすくなります。 これを防ぐには「横向きに寝ること」が効果的です。 背中にクッションや抱き枕を当てて寝ることで、自然と横向きの姿勢を保ちやすくなります。最近では、横向き寝専用の枕も市販されていますので、自分に合うものを探してみるのも良い対策の一つです。

③ 寝酒(アルコール)を控える

「お酒を飲むとよく眠れる」と思われがちですが、実は逆効果です。 アルコールには筋肉を弛緩させる(緩める)作用があるため、のどの筋肉が緩んで気道が狭くなりやすくなります。さらに、鼻づまりも起こしやすくなるため、いびきや無呼吸が悪化する大きな要因となります。 少なくとも就寝の4時間前までには飲酒を終えるか、寝酒の習慣を見直すことが、質の高い睡眠への第一歩です。

④ 口呼吸から「鼻呼吸」へ

口を開けて寝ていると、下あごが下がり、気道が狭くなってしまいます。 起きている時に口呼吸になっている方は、意識して鼻呼吸をするようにしましょう。

いつ受診すべき?放置せずに早めの相談を

「対策をしてみたけれど改善しない」 「家族から『昨夜も息が止まっていた』と指摘された」

もしこのような状況であれば、自己判断での対策には限界があります。 睡眠時無呼吸症候群は、単に「眠い」だけの病気ではありません。放置すると、身体中の酸素が不足し、心臓や血管に大きな負担をかけ続けます。その結果、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中といった命に関わる病気のリスクを跳ね上げてしまうのです。

ご自宅でできる「簡易検査」があります

「病院に行くと、入院して検査をしないといけないの?」と不安に思われる方もいらっしゃいますが、ご安心ください。 当院では、ご自宅でいつも通り寝ながら行える「簡易検査」に対応しています。 手の指や鼻の下にセンサーを取り付けるだけの簡単な検査で、睡眠中の呼吸状態や酸素濃度を調べることが可能です。

「大掛かりな検査はちょっと…」と躊躇されている方も、まずはこの簡易検査でご自身の睡眠状態を「見える化」してみませんか?

揖保郡太子町で「いびき・無呼吸」のご相談は当院へ

人生の3分の1は睡眠時間です。その睡眠の質を高めることは、日中のパフォーマンスを上げ、健康寿命を延ばすこと(予防)に直結します。

ソラーレクリニック太子は、揖保郡太子町だけでなく、たつの市や姫路市など近隣エリアの皆様の「呼吸」と「睡眠」を守る専門クリニックです。 呼吸器内科の専門医として、患者様一人ひとりのライフスタイルや症状に合わせた最適な治療法(CPAP療法など)をご提案いたします。

「日中の眠気が辛い」 「いびきがうるさいと指摘されて恥ずかしい」 「しっかり寝て、すっきり起きたい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。 WEB予約は24時間受け付けております。ご家族からのご相談も歓迎いたします。

 

■ ソラーレクリニック太子
呼吸器内科・アレルギー科・内科

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