各種健康診断について
自分自身の健康状態についてきちんと知り、適切な健康管理をするには、健診を上手に活用することが大切です。お住まいの市町村、お勤めの企業などで各種健診が行われているので、年に一度は受診し、健康チェックを受けましょう。当医院は各種健康診断に応じておりますので、ご希望の方は、お電話またはデジスマ予約(Web予約)にてご予約のうえ、指定日時にお越しください。
【当院の健診の流れ】
平日午前枠(➀10時~ ②11時~)、平日午後枠(③16時~)で健康診断を実施いたします。
ご来院から会計までおおよそ1時間を目安に行いますが、多少時間が前後する場合もございますので、ご了承ください。
看護師が丁寧な健診を心掛けます。
【来院時のお願い事項】
・食事時間について
→午前枠で健診を受けられる方は、朝食を抜いてください。
午後枠で受けられる方は、午前8時までに朝食を摂ってください。それ以降はお水だけでお願いします。
・服装について
→心電図の検査がある方は、足首が出る服装でご来院ください。
・結果記載の用紙について
→指定用紙があればご持参ください。(特に無ければ当院の用紙に記載いたします)
・服薬について
→糖尿病、脂質異常症、高血圧症の治療薬を服用中の方はおくすり手帳の持参をお願いいたします。
・便潜血希望について
→便潜血ご希望の方は、事前に当院まで容器を取りに来ていただきます。
お手数をおかけしますがご理解の程よろしくお願いいたします。
・Web予約について
→お電話、デジスマ予約(Web予約)どちらも予約は可能です。デジスマ予約では、事前問診がついておりますので、そこから必要な検査、採血内容をお知らせいただくことで、当日スムーズな受付が可能となります。
また、アプリをダウンロード後、クレジットカードを紐づけていただければ、お会計を待たず、会計スルーでご帰宅が可能です。
健康診断で行われる主な検査項目
- 基本的な項目
-
- 既往歴の調査(これまでに罹患したことのある病気、服薬歴、喫煙習慣など)
- 身体診察(自覚症状や他覚症状の有無)
- 身長、体重、腹囲の検査
- BMIの測定(体重と身長に基づく肥満度)
- 血圧の測定
- 肝機能検査(AST、ALT、γ-GTP)
- 血中脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロールなど)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはヘモグロビンA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無)
- レントゲン検査
など
- 詳細な項目
-
- 貧血検査(貧血の既往歴を有する者、または視診などで貧血が疑われる者)
- 心電図検査(高血圧や不整脈が疑われれる者)
- 血清クレアチニン検査(血圧または血糖が基準値以上の場合)
など
予防接種について
予防接種は、細菌やウイルスなどの病原体からつくったワクチンをあらかじめ接種することによって免疫をつけ、特定の病気になりにくくし、また、たとえその病気になったとしても軽く済むように行われます。当院では、主に大人向けにインフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンの接種を行っています。ご希望される方は、事前にお電話等でご予約のうえ、指定日時にお越し下さい。なお、その他のワクチンについても対応可能なケースがありますので、お気軽にお問い合わせください。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンは、接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。日本では、インフルエンザが例年1月上旬~3月上旬に流行することを考えると、毎年12月中旬までに接種するのが望ましいでしょう。なお、高齢者を対象としたインフルエンザ予防接種は、予防接種法に基づく定期接種なので、公費助成が受けられます。詳しくは、お住まいの市区町村にご確認ください。
子宮頸がんワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がんや尖圭コンジローマなどの発生に関わっており、最近では特に若い女性の子宮頸がんが増えています。
女性の多くが一生に一度はHPVに感染すると言われていますが、HPVワクチンはそのうちの子宮頸がんを起こしやすい一部のHPVの感染を防ぐことができます。
現在、HPVワクチンは小学6年生~高校1年生の女子を対象に、定期接種が行われています。
また定期接種の期間中に3回の接種を受けなかった方については、2022年4月~2025年3月の3年間、公費で接種が受けられます。
令和5年度は平成9年度~18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の方が対象です。
HPVワクチンは2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)、9価(シルガード9)の3種類があり、令和5年度からはいずれも公費接種が可能となりました。
当院での接種はガーダシルまたはシルガード9となります。
対象年齢以外の方はいずれのワクチンも任意接種(自費)になります。
肺炎球菌ワクチン
肺炎を予防するためにできることの一つに、肺炎球菌ワクチンの接種があります。肺炎の原因菌で最も多いと言われている肺炎球菌に効果があります。なお、すべての肺炎を予防できるわけではありませんので、ワクチンを接種した後も、うがいや手洗い、口腔衛生など日常生活上の予防対策は怠らないでください。